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観光地レポート

春日部 八幡神社

春日部随一由緒ある神社

平成17年12月24日
今年も残す所わずかの日に春日部で最も由緒ある八幡神社を訪れる。去る10月29日に行われた“薪能”の頃の金色に輝いていた八幡神社のシンボルマークでもある銀杏の木も、すっかり葉を落とし寒々とたたずんでいた。

この神社は東武野田線「八木崎駅」で下車徒歩3分にある。
以前春日部市役所で行われた史跡めぐりに参加した折、神社鳥居後ろのシンボルの銀杏は本殿が通りから直接に見られないように有るのだと説明を聞いたような気がする。

宮司さんに其の事を話をして確かめてみる。記録には無いが確かにその話は一理あると思うということでした。

御祭神

■ 誉田別尊(ほんだわけのみこと)=応神天皇
■ 息長足姫尊(おさながたらしひめのみこと)=神功皇后
■ 武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)
■ 豊受姫命(とようけ ひめのみこと)

由緒略記

今から約800年ぐらい前、源頼朝が鎌倉に幕府を置いていた頃、粕壁の浜川戸に春日部重実という人がおり、大袋・大沢・桜井・新方・増林あたりを領地としていました。この重実の子に実景、そしてこの実景の孫に重行(春日部治部少輔時賢)という人がいました。彼は長い間、相州(現在の神奈川県)にある鶴岡八幡宮を敬信していて、しばしばの合戦にもその霊護を蒙ったので、遥拝(はるかに礼拝する事)のため鎌倉時代元弘年間(1330年代)に鶴岡八幡宮を模してこの八幡神社を造営したとつたえられており、森の一部は彼の館跡といわれています。

又、参道中央部には鶴岡の御神木の一枝が飛び来たり一夜のうちに繁茂したと伝えられる大銀杏が高くそびえています。

昔は、新方四十余郷の総鎮守で代々領主の守護神社であり、その後しばしばの栄枯盛衰もありましたが、現在は春日部の総鎮守となっています。

■参道入り口には、在原業平と当神社の故事を伝える「都鳥の碑」があります。
■昭和57年10月に御鎮座650年蔡を執行。御社殿等の大修造工事が実施されました。記念事業として
 「薪能」が奉納され、その後一年おきに演能されています。

神事に踊る巫女さん

お祭り日

1月1日   歳旦祭
2月節分の日        節分祭
2月18日 新年祭
6月30日 大祓式
10月15日 例大祭
11月23日 感謝祭
12月31日 大祓式
毎月1日・15日            月次祭


巫女さんは常時5,6人は社務所に待機している。
踊る事はあるのですか?と聞くと“踊ります”との答え。
しかし神事の時に踊るが、一般の人は見ることは出来ないそうです。

諸祭時

今日はお日柄も良く赤ちゃんの“初宮”
神社では、氏子崇敬者の皆様のご安泰をお祈りし上げ、下記のご祈祷を奉仕いたしております。
安産 命名 初宮 七五三 就職 成人 地鎮祭 上棟祭
竣工際 自動車清祓 病気平癒 引越お祓い 神棚清祓 厄除 商売繁盛 方災除
御祈願奉仕の時間: 午前9時より午後5時まで
申込みは、春日部八幡神社社務所にお申し出ください。
外祭のため不在の場合がありますので、あらかじめご予約いただければ幸いです
以上は「八幡神社のしおり」にしたためてありました。

お正月の用意でおおわらわ

神社の境内で人だかりがして何をしているのかと、近寄っていくと、お正月に神殿に飾るしめ縄作りに氏子さん達が多く集まっている。

何でも一年分12本のしめ縄を作るのだそうです。
ただし,“薪能”が有る年には13本になります。
小さいしめ縄を3本作り、その3本を1本にまとめたのが
この写真のしめ縄です。
それぞれに分担があるようで、手際よく作っていきます。
表側に畳に使う井草を使い中には普通の藁が使用されています。

しめ縄にぶら下げる物です。
幾つも作っておくそうです

わらを編み上げることが出来る人は、
なかなかいないと思いますが、
器用によりながら作っていきます。
主婦連の仕事は神社の周りを掃除したり、しめ縄作りで出たごみを薪にして燃やしたり、男集のお茶だしをしたり、これまた忙しく仕事をされていました。神社に関係のない私は思いがけず、偶然に神社の晦日の様子を見ることが出来、良かったと思います。

ん?焚き火は地球温暖化の原因になるので春日部市でもいけないことになっているはずだが・・・神社だから許されるのかしら?
自宅に枯葉が沢山落ちていつも木の葉を燃やして、焼き芋でもしたいと思うのだが、燃やしてはいけないと決められていたはずなので出来ないでいたのに。

童謡に“焚き火”という歌があって、「焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」という歌詞が懐かしく思い浮かぶ。

ちょっと頭にきた宮司さん

折角来たのだから、宮司さんに神事に関することを、聞いてみようと社務所に伺う。
体格の良い神主さんが出てきて、話に応じてくれる。手には神棚のまつり、とお守り札のまつり方の、説明が書かれている紙を持っている。
 
私としては何も知らないので、気がついたことから質問を始めた。その持って来てくれた紙の内容についての事でである。あれこれ質問しているとその宮司さん,

“あんた、何にも知らないのね”

と言う。心の中で、知らないから聞いているのに・・・と反発の心。
そしてあれもこれも私にとっては未知のことなので聞くと、又

“あんた!何も知らないのね”

といい、軽蔑のまなざしで睨みつけられる。思わず知らないから聞いてるのです。
「そんなにつっけんどんに言わなくてもいいじゃないですか!」
と反論。 もう私の心は穏やかではない
宮司さん曰く、神棚は安物を買わない。島忠なんかで買うと確かに安いのを売っている。しかしそれは、使っている内に神棚の扉が外れたりしてろくな事はないとの事。お札をまつるものだから とにかく高い物を買う事と説明される。

買う事は、買う人の考えで何を買おうといいじゃないか?と又心の中で思う。きっとこの社務所で買う事を暗示しているのだと思った。

もっと聞きたかったが、又何にも知らないのね!と言われるのが落ちと思い、適当に話を終わらせる様にする。
心にもなく、お忙しい所有難うございました。と言ったものの神に仕えるものがこんな態度でいいものかと不信に思い、腹立たしかった。

私は神棚も仏壇も持ち合わせがないので、ご縁が有って、由緒ある八幡神社に来たのだから、神を祭るのも悪くないと思い、しおらしい気分になったが、この宮司さんの態度で、すっかり神にまで反発をしてしまう。

社務所で売っているお札なんか買う物か・・・としめ縄作りで感動したのにすっかり興醒めしてしまった。

氏子さんの奉仕に脱帽

信ずるというのは、本当に自分の心が清らかで物事を素直に思えなければ信じる事が出来ないと悟った。由緒あるのは神社で、それを仕切っているのは人間。せめて由緒ある神社に相応しい神主であって欲しいと思う。

俗に言う坊主にくけりゃ袈裟まで憎い。
社務所になんかの神事の時の写真が飾ってあった。
神主の衣装を着ているとご立派に見えるがその中身はどの様な人柄かがわからない。制服に身をつつむとその制服の特権で人間性が変わるとも聞く。
私は制服に恥じない人間性であって欲しいと思った。

この神社を崇拝するのはそれぞれの個人の気持ちでする事。もくもくとこの神社のために奉仕する氏子さんたちは偉いとつくづく思い、八幡神社をあとにする。 

人の振り見てわが振り直せ。という諺を思い出した。
by まるちゃん
 
 

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